睡眠時無呼吸症候群
「眠っているのに、疲れが取れない」そんなお悩みはありませんか
毎晩しっかり眠っているはずなのに、朝起きてもすっきりしない。
SASとは、睡眠中に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりする
SASの主な症状
以下のような症状がある方は、SASの可能性があります:
大きないびきをかく
寝ている間に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
夜中に何度も目が覚める、トイレに行く
朝起きたときに頭痛やだるさがある
日中、強い眠気に襲われる
集中力が続かない、仕事や勉強に支障が出る
車の運転中に眠くなることがある
これらの症状は、単なる「疲れ」や「加齢」ではなく、睡眠の質が
AHI(無呼吸低呼吸指数)とは?
SASの検査では、「AHI(Apnea-Hypopnea Index)」という指標がとても重要です。 これは、睡眠中に「呼吸が止まる(無呼吸)」または「呼吸が浅く
AHIの数値でわかる重症度
AHIの値 重症度 説明
5〜14 軽症 時々呼吸が止まる・浅くなる状態があります
15〜29 中等症 睡眠の質に影響が出ている可能性があります
30以上 重症 健康への影響が大きく、治療が必要です
AHIが高いほど、睡眠中に何度も呼吸が妨げられていることにな
放置すると危険な病気です
SASは、単なる睡眠の問題にとどまらず、放置すると以下のよう
高血圧
心筋梗塞・狭心症などの心疾患
脳卒中
糖尿病
うつ病や認知機能の低下
居眠り運転による交通事故
早期に発見し、適切な治療を受けることで、これらのリスクを大き
当院での検査・治療について
検査の流れ
問診・診察 まずは、現在の症状や生活習慣についてお話を伺います。
簡易検査(自宅で実施可能) 小型の機器を使って、睡眠中の呼吸状態を記録します。
精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査) 必要に応じて、より詳しい検査を行います。
治療方法 定期的な通院が必要です
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法) 専用の機器を使って、睡眠中に気道を広げ、呼吸を安定させます。
マウスピース治療 軽症の方には、就寝時に装着する専用のマウスピースで気道を確保
生活習慣の見直し 体重管理、禁煙、飲酒の制限なども、症状の改善に役立ちます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関するよくある質問(Q&A)
Q. いびきがうるさいと指摘されるのですが、SASなのでしょうか?
A. 大きないびきや、いびきの途中で呼吸が一瞬止まると指摘された場合は、SASの可能性が高いです。放置すると危険な合併症につながるため、検査をおすすめします。
Q. 簡易検査はどこで受けられますか?費用はどれくらいかかりますか?
A. 簡易検査は、当院のようなSAS診療を行っている医療機関で申し込み、ご自宅で実施できます。費用は保険適用(3割負担の方で数千円程度)となります。
Q. CPAP治療は一生続けなければいけないのでしょうか?
A. CPAPは症状を根本的に治す治療ではなく、睡眠中の呼吸をサポートする対症療法です。そのため、基本的には継続が必要です。ただし、減量などによって症状が改善し、CPAPが不要になる方もいらっしゃいます。
Q. 治療をしないと、具体的にどのようなリスクがありますか?
A. 治療をせずに放置すると、睡眠中の酸素不足が続き、高血圧、心筋梗塞、脳卒中などのリスクが健康な人に比べて数倍に高まります。また、日中の強い眠気からくる交通事故のリスクも非常に高くなります。
まずはお気軽にご相談ください
「いびきが気になる」「朝すっきり起きられない」「日中眠くて困
当院では、患者さま一人ひとりの症状や生活に合わせた、無理のな
